第91号(2013年4月30日号)

目次

侍帳の所蔵について

<質問>

宮城県図書館で所蔵する「侍帳」について知りたい。

 

<回答>

1 「侍帳」について

当館には「侍帳」というタイトルを持つ資料が数点あり,これらの侍帳は「御知行牒」を外題に持つことが多いようです。

資料1 『侍帳』 寛文2年4月20日 下

資料2 『侍帳』 寛文10年8月7日 上

資料3 『侍帳』 寛文10年8月7日 中

資料4 『侍帳』 寛文10年8月7日 下

資料5 『御知行牒 1』 (寛文5年)

資料6 『御知行牒 4』 (寛文10年)

資料7 『御切米御扶持方牒 [1]』 寛文十年八月七日

資料8 『御切米御扶持方牒 [2]』 寛文十年八月七日

上記の資料はいずれも仙台市博物館所蔵の史料の写しを製本したものです。

従って,活字の資料ではなく,索引が付されているものでもありません。

 

2 参考

仙台藩伊達家の家臣録としてよく利用される資料には,次のようなものがありますのでご紹介します。

資料9 『仙台藩家臣録』1-5,索引 歴史図書社, 1975

 ※「御知行被下置御帳」を翻刻した資料。

資料10 『伊達世臣家譜 1巻-3巻』宝文堂, 1975

資料11 『伊達世臣家譜続編 1巻-4巻』宝文堂出版, 1978

 

<回答日>

2008/9/27

 

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厳美渓の貞山桜について

<質問>

厳美渓に貞山桜と呼ばれる2キロほど続く桜並木がある。伊達政宗が桜を植えたらしい。桜を植えた理由の記載のある資料を探している。

 

<回答>

下記の資料に記述がありました。

一関市史編纂委員会編『一関市史 第5巻』一関市, 1975【K272/イ3/5】

p.151 「一関地方では,厳美渓にみられる貞山桜もこのエドヒガンで,現在4本残っているがかなり枯損している。伊達政宗が「松島と厳美渓を我が領土の二大景勝地として,好んで厳美渓に遊び,その際サクラ千本を植えられ,政宗公の雅号をとり貞山桜と呼んでいる」といわれているものの名残りで樹齢350年を越えていると思われ,目通り周囲が3m50cmに及んでいる。」

 

<回答日>

2009/1/14

 

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