図書館の収集資料
収集方針
宮城県図書館の所蔵資料は下記の方針に従い収集しています。
宮城県図書館資料収集方針 (令和2年1月1日改訂)
また、資料収集方針を受け、具体的な収集の範囲、優先順位などを下記の基準で定めています。
宮城県図書館資料選定基準 (令和3年1月1日改訂)
本館における寄贈資料の受付について
県図書館では、下記のガイドラインに基づき寄贈資料を受付けていますので、寄贈にあたっての参考としてご覧くださいますようお願いいたします。
宮城県図書館寄贈資料の受付に関するガイドライン (令和3年1月1日改訂)
所蔵資料の種類及び点数
| 所蔵点数は令和4年3月31日現在の内容です。 |
| 図書資料・視聴覚資料・震災資料 | 逐次刊行物 | 特別コレクション |
図書資料・視聴覚資料・震災資料
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逐次刊行物
雑誌(紀要を含む)
14,875種(年間購入タイトル数:323種)
年鑑・年報
3,788種(年間購入タイトル数:138種)
行政資料
5,549種(年間購入タイトル数:118種)
新聞
840種(年間購入タイトル数:66種)
逐次刊行物 計
24,873種(年間購入タイトル数:732種)
特別コレクション
伊達文庫
もと仙台藩主伊達家の旧蔵書で、昭和24年に購入したもの。和古書3,253点(19,197冊)、漢籍666点(9,980冊)、洋書251点(504冊)、合計4,170点(29,681冊)。
堀田正敦編の「禽譜」、光悦本「謡本」、大槻玄沢の「厚生新編」、仙台藩関係の絵図、古版本、古写本等の貴重書を多数含む。
小西文庫
仙台の旧家小西家の蔵書で、昭和22年に同家より寄贈されたもの。和古書1,303点(3,147冊)、漢籍271点(1,213冊)、合計1,574点(4,360冊)。
玄沢自筆「育才呈案」、藤塚知明の名山蔵文庫本、古医学書のほか和漢の典籍を含む。
青柳文庫
仙台藩内から江戸へ出て成功した商人、青柳文蔵の寄付によって作られた「青柳文庫」の旧蔵書。
明治14年の本館創立に際し、宮城師範学校から引き継いで、養賢堂蔵書とともに本館蔵書の母体になった。和古書311点(1,468冊)、漢籍156点(1,995冊)、合計467点(3,463冊)。
養賢堂文庫
仙台藩校「養賢堂」の旧蔵書で、明治14年の本館創立に際し、宮城師範学校から引き継いだもの。和古書196点(727冊)、漢籍67点(1,008冊)、合計263点(1,735冊)。和古書と漢籍の善本に特色がある。
大槻文庫
「言海」の著者、大槻文彦の旧蔵書。昭和25年、大槻家より寄贈されたもの。和古書71点(215冊)。いずれも大槻家の学問を知るための貴重な資料であるが、中でも「言海」の自筆原稿は白眉である。
今泉文庫
漢詩人、郷土史家の今泉篁州の旧蔵書で、昭和14年に寄贈されたもの。ほとんどが和書で78点(188冊)。
出来文庫
宮城県出身の英語学者・斎藤秀三郎(1866〜1929年)の研究者である、出来成訓教授(神奈川大学)から平成16年に寄贈されたもの。 斎藤の代表的著作「斎藤和英大辞典」(1928年)や斎藤が設立した正則英語学校(東京神田)の教科書類、講義録等251点。「英文鑑」(翻刻)等、日本 の英学史における貴重資料も含まれている。
その他の文庫等
・「佐々久文庫」
元宮城県図書館長で郷土史家の佐々久氏寄贈の同氏所蔵コレクション
・「庄司文庫」
昭和53年に寄贈された政治家の庄司一郎氏の旧蔵書(和書を含む約8,700冊)
・「井上コレクション」
昭和63年まで約30年間,仙台で街頭紙芝居をしていた井上藤吉氏から平成7年に寄贈されたもの。(手描きの紙芝居 5,333巻,52,925枚)
・宮城県出身の書誌研究家,庄司浅水氏の収集による近代文学作家の肉筆草稿・書簡類
その他の貴重書
・坤輿万国全図(国指定重要文化財)
1602年(慶長7年)イタリア人宣教師マテオ・リッチが北京で刊行した世界図。同版は,本館のほか京都大学附属図書館及びバチカン図書館の3館で所蔵が確認されている。ほかに,世界図の部分を切り取って貼り直したものが内閣文庫に収蔵されている。
・陸奥国仙台領元禄国絵図関係資料(国指定重要文化財)
仙台藩に一括して伝来した元禄国絵図事業に関する国絵図・際絵図などの絵図類及び文書・記録類270点。質量ともに豊富に伝来する稀有な事例として,重要であり学術的価値が高いと評価を受けた。(平成29年9月15日指定)