第84号(2013年1月15日号)
目次
宮城県の戸籍法について
<質問>
江戸時代(天保頃)から明治時代の宮城県(おもに大崎市、志田郡三本木町、松山町、小牛田町)の戸籍法についての資料を探している。
<回答>
下記の資料に記載がありました。
資料1 宮城県史編纂委員会編『宮城県史 2』宮城県史刊行会, 1966
pp.275-277「現在まで発見された人数帳の中では、正保二年(一六四五)「東山保呂羽人数改帳」(『仙台藩農政の研究』所収)が最古のものである。その後、明治初年にいたるまでの人数改帳が各地に多数残っている。(略) 享保十四年(一七ニ九)藩ではその形式を定めることになり、以来各村とも一定の形式で人数改帳がつくられるようになった。(略)」
資料2 近世村落研究会編『仙台藩農政の研究』丸善, 1958
pp.75-79「人別帳にあらわれた百姓の種類」の項
享保14年までの仙台藩の人数改帳の概略が記されています。
資料3 伊藤政次「仙台藩に於ける人別帳に就いて」『史潮』5巻2号,1935, pp.104-114
資料4 今野茂「戸籍の今昔と関連諸法研究」『東磐史学』12号, 1987, pp.88-111
胆沢県を中心に、中世から明治維新まで時代を追って戸籍法について書かれています。
資料5 小牛田町史編纂委員会編『小牛田町史 上巻』小牛田町, 1970
p.455「領内の農民戸口を把握するための「人数改帳」もつくられた。(中略)しかし「人数改帳」は小牛田町旧村々からはいまのところ発見されていない。」
資料6 小牛田町史編纂委員会編『小牛田町史 中巻』小牛田町, 1972
pp.16-20「戸籍法の施行」
p.20「戸籍編製の意義」
pp.21-23「大小区制」
<回答日>
2008/06/02
大和町の沼の名前について
<質問>
大和町大平桑沼林道にある桑沼より北上し種沢林道に入ると小さな沼があるが、その沼の名前を知りたい。
<回答>
下記の資料に記載がありました。
資料1 渡辺力『桑沼への誘い』水の森, 1999
p.35「ハナス沼(通称 ハス沼)」
ハナス沼を含む桑沼周辺の概要が記載されています。
資料2 柴崎徹『宮城の名山』河北新報社, 1992
p.50「泉ヶ岳」の項
「ハナス沼」
<回答日>
2008/04/12