第34号(2010年9月15日号)
目次
仙台駅のペデストリアンデッキについて
<質問>
仙台駅のペデストリアンデッキが出来上がるまでの経緯や、いつ出来たのか知りたい。
<回答>
『仙台経済界』12巻2号pp.12-15「仙台の"街づくり"の日本一 全国のお手本・ペデストリアンデッキ」中に下記の記述がある。
「〈前略〉建設に際しては、国鉄との費用負担の分担(仙台市側75%、国鉄側25%)や造成協定、管理協定(案)を定めた。これに基づいて工事を着工し、駅舎前面について国鉄で施行し、昭和53年8月と54年8月の二分割で供用された。メーンデッキより西側は仙台市で施行し、青葉通りへ通じるところは昭和54年12月に供用し、引き続き第一ビル側、さらに南側に通じる箇所、また、また青葉通りを横断するところと、三回に分けて供用され、昭和52年から5年間を要し、昭和56年8月に全体が完成したものである。〈後略〉」
p.14には「高架広場の施行区分図」があり、ペデストリアンデッキの各施行年月が書かれている。
<参考資料>
『仙台経済界』(仙台経済界)12巻2号 1995
『東北新幹線開業準備誌 昭和57年6月23日開業』(仙台鉄道管理局 1982)
<回答日>
2008/5/2
横山大観の墨画「生々流転」について
<質問>
1923年に書かれた横山大観の墨画「生々流転」が、カラーで全部が掲載されている資料を探している。
<回答>
次の2点に掲載があった。
『横山大観 続1 明治・大正』(横山大観 大日本絵画 1993)
pp.221-224にカラーで全体画が掲載されている。
『横山大観 2 大正』(横山大観 大日本絵画 1979)
pp.258-259にカラーで全体画が掲載されている。ただしこちらは画稿となっている。
<回答プロセス>
回答の2点の他、当館所蔵の次の6点の資料を確認したが、一部分がカラー図版、全体図があっても白黒図版、という資料であった。
『カンヴァス日本の名画 7』(井上 靖[ほか]編集委員 中央公論社1979)
『巨匠の日本画 2』(学研 1993)
『現代日本美術全集 2』(座右宝刊行会 集英社 1978)
『日本近代絵画全集 15』(講談社 1962)
『大観画業六十年展図録』(横山 大観 大塚巧芸社 1950)
『国宝・重要文化財大全 2』(文化庁 毎日新聞社 1999)
<回答日>
2008/9/14